❶企業の課題
内装業を営む「D社」社員数は10名規模と小規模の企業ではありますが、先日のお打合せにおいての企業課題として、
・従業員同士のコミュニケーションが希薄
・外部業者さんとのコミュニケーションがうまくとれない
・仕事のクオリティへのこだわりがありすぎて、予算管理への意識が低い
・納期管理（スケジュール管理）の意識の低さ
・社員の定着、フォロー体制ができていない
・従業員の採用に苦労している
という課題を解消したいとの思いがあり、社員教育の一環としての「EQ」を用いたコミュニケーションスキル向上や、会社への帰属意識醸成を目的としてご提案させていただきました。
❷研修導入内容
今回の企業様の業務特性上、全員が集まる機会がもてないとのことで、
１）EQ（SEI・BBP）二つのアセスメント受検（各個人）
２）デブリーフィング（個別面談）
※通常全員の方向けに実施するセミナーを、各個人との面談の中でレクチャーするというスタイルで進めました。
★SEI（Sixseconds Emotional Intelligence）とは･･･
リーダーシップレポートと呼ばれるもので、個人の「感情をコントロースする力」を8つのコンピテンシーをもとにデータで表したもの。それを元に自分自身の現在地を認識していただいた上で、「ストレンスグポイント」については、活用することでより良いものに、「ウィークポイント」については改善に取り組むことでバランスのよい状態にすることを目指すものです。自己分析をすることで、他者との関係をよりよくする、コミュニケーションツールの一つでもあります。
★BBP（Brain Brief Profile)とは･･･
「脳の嗜好性」を測るアセスメントです。人の脳の嗜好性は８つのパターンに分類されるのですが、「理的か感情的か」「保守的か革新的か」「現実主義か理想主義か」という３つのスケールで嗜好性を分析するものです。お互いの脳の嗜好性を理解することで、コミュニケーション力を高めるツールとして利用されています。
❸プロファイリング＆デブリーフィング（個別面談）
従業員の方に受検いただいたアセスメントをプロファイリングし、いざ個別面談へ！
どんな話を聞かせてもらえるか、楽しみでした♪
お一人約１時間のお時間をいただき、個別に下記を中心にお話しさせていただきました。
・「EQ」について
・「EQ」のもたらす効果
・ご自身のこと（自己理解）
★SEI（ﾘｰﾀﾞｰｼﾂﾌﾟﾚﾎﾟｰﾄ）
★BBP（脳の嗜好性）
・今後「EQ」開発のために取り組むこと
人によっては１時間を超えるほど大変中味の濃い時間となりました。
ほぼ全員「EQ」という言葉は初めて聞きましたとのことでしたが、
大変興味を持ってもらえたようです。
今回受検いただいた年齢層は、
・20歳代後半～50歳代後半まで
・職歴は入社３ヶ月～７年のベテランまで様々
★脳の嗜好性は、８つのタイプのうち
●理的に物事を捉える「サイエンティスト」「ストラテジスト」
●感情面を重視する「ビジョナリー」「ガーディアン」「スーパーヒーロー」
の５パターンが存在する組織でした。
❹全従業員面談終了後、担当者へのフィードバック
個人に関わる情報についてはお伝えしないものの、面談の中で出ていた
従業員の皆さんの仕事に対する思いや、経営への思い・提言などをお伝え
することで、経営者に前向きに取り組んでいただけるきっかけになったのではないかと
思います。
また、全従業員の脳の嗜好性も把握いただいたことで、経営として各個人とどう
コミュニケーションを図っていくかということへのきっかけにもなった
とのことでした。
❺継続は力なり
今回の結果を元に、明日からの業務で活かしていくことや自己啓発のための課題に取り組んでいただくことになります。次回は１０月に同様のアセスメント受検をしていただくことで、変化を見ていくことになりました。従業員の皆さまとの面談の中でも、自分自身がどう変わったのかを知りたいという言葉もいただいています。
一度だけの研修ではなく、定点観測という形でサポートさせていただきます。
※継続して取り組んでいくことで、将来へ向けた組織強化を図るサポートを継続させていただきます。
❻シックスセカンズ社
今回の研修では、シックスセカンズジャパン社のアセスメントを利用しております。
★弊社もチェンジエージェント（パートナー）として登録されています。